新年あけましておめでとうございます。

昨年は、マラソンなどで足の裏や足首、くるぶしなどを痛めることになりました。ウォーミングアップやクールダウンでトラブルの発生を抑えようと意識しているものの、故障に見舞われると回復に時間がかかったり、思うように動かなかったりして自分の体にヤキモキした気分になります。

 

10代の頃はケガそのものをほとんどせず、或いはしたとしても短期間で完治。20~30代でもなんとか数週間程度で完治に近い状態へ。40代になると体に違和感を覚えるのと同時に一旦けがをすると回復までに時間がかかることを思い知らされます。

 

しかしながら、体のトラブルに見舞われることで大きな気づきや学びも得られました。「どうしてケガをしたのか」「関節の違和感は何なのか」という目線で自分の体と向き合うと、年齢というもの以外に見えてきたものがたくさんあります。

 

例えば、ケガをしないようにと再び始めたストレッチ。しかし、20代の頃にできていた前屈にしても思いのほか体が硬くなり、曲がらない現実をつきつけられます。学生時代の柔軟性と今現在の柔軟性を比較するとかなりのギャップはもちろんありますが、かなり硬くなっている部分と予想外にまだまだ柔らかい部分がありそれを検証すると、僕自身の骨格はどういう形なのか、常に負荷がかかっている部分はどこなのかなど自分自身の体の変化や特徴を掴みはじめることができます。この特徴を掴んだ上で、ケアするべき部分はケアし、回避できるケガはサポーターやインソール等で負荷を分散させることに辿り着きました。自分の知らない自分の体の特徴に出会えたことは本当に大きかったと思います。

会社についても同じことが言えます。問題が起こった時に安易に処置をするだけで、その本質や物事の裏側にある声が拾えていないのではないか、何となく思い込みで行動していないかなど、現状を知るチャンスがあるにも関わらずスルーしていることがたくさんあり、適切な打ち手を打つ機会やチャンスを掴み損ねていることも多々あります。

新型コロナウィルスの発生から2年が経ち、変異株の発生などで世界経済は現在も難しい局面にあります。しかしながら、新型コロナウィルスという驚異に適切向き合い、そして適切にビビりながら、これに振り回され過ぎず目を凝らして本来向き合わなくてはいけない自社の本質や目的を見つめ直すことが、ぶれない経営の根幹となると同時に、この混沌とした時代に活路を見出す術となるような気がします。

 

大学を卒業して20年、そして(平均寿命的に)人生の折り返し地点となる42歳の今、再度、小学一年生の気持ちで物事に取り組み、そしてキャプテン翼の猛虎、日向小次郎のように熱く前進し、更には初代タイガーマスクの佐山悟のようにプロ意識を高めて寅年となる本年を過ごしたく思います。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。