地域の小学校の卒業式にお招き頂き祝辞を述べるる機会を頂戴しました。この1年、地域や学校との関わりを持てたこと大変うれしく思います。
祝辞
卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
6年前、小さな体にランドセルを背負って子どもと共にドキドキしながら入学式を迎えた日のことを思い出します。本当に大きくなりましたね。
この6年間、振り返ると本当に色んなことがあったと思います。嬉しかったこと、楽しかったこと、悲しかったこと、嫌なこと、腹の立つこと、そして新型コロナとういう未知のウィルスと多くの時間を過ごしたことも。
その全てが、今の皆さんをつくっています。無駄なことは一つもありません。
これから中学生活を迎える皆さんに伝えたいことがあります。
「大人になったらめちゃくちゃ楽しいで」 「やりたいことも全部できるで」もし、そんなの無理だとか、やっても意味がないよという人が居たならそんな言葉は少しも聞く必要はありません。その人には無理だったかもしれませんが、だからと言って皆さんが同じように無理かどうかは、誰にも決めつけることはできないからです。
それほど皆さんが持っている可能性は素晴らしいのです。
やりたいことは全部やりましょう。思い描く夢は全部叶えてやりましょう。必ずできるから。
だけども誰かが代わりにあなたのやりたい事をやってくれたり、夢を叶えてくれたりするわけではありません。
自分の人生は自分で創り、自分の夢は自分で叶えるしかありません。
だから、たくさん努力して、たくさんチャレンジして、たくさん経験して、たくさん失敗する中で時々成功して、ライバルと競争したり、仲間と助け合ったり、新しい友達をつくったり、新しい先生にいろいろ教えてもらったり。
まだ知らない世界や分からないことだらけの未来が広がっていますが、ぜひ、挑んで欲しいと思います。
もしこれから先、中学生になってどうしても嫌なことや、とても悲しいことが訪れたとしても、学生時代の嫌なことは大人になったら大したことはありません。
知っていますか。世界は広いから。
皆さんが自転車で移動できる範囲は半径4キロメートルぐらいの世界ですが、この世界は1周4万キロメートルもあります。
今の1万倍、世界は広いし、楽しいことに溢れています。
皆さんが知らないことやこれから訪れる出会いが無限にあります。皆さんの人生のステージはもっと広いし、自由であり、もしかしたら宇宙にまで及ぶかもしれません。
だからこそこれから先、進んでいく道で何かあったとしても、笑って乗り越えて欲しいと思います。
時々、つまずいたり、悩んだりした時があるかもしれませんがその時は親や一緒に過ごした友達、〇〇小学校の先生、地域の大人たちを頼ってもらいたいと思います。
皆さんが元気に居てくれるだけで、多くの人を幸せにしています。
素晴らしい皆さんが、こんなに大きくなってくれて本当にありがとう。
今よりも広い世界を経験することになった時には、ここにいる後輩達に世界の広さを教えてあげてください。
そして、この素晴らしい宝達を全力で守り、愛情を持って育てて下さった保護者や地域の皆様。
本日は誠におめでとうございます。
あっという間に子ども達は大きくなっていきますね。そして、いつの間にかしっかりとした考え方を身に付けてどんどん成長していきますね。ついこの間まで可愛らしかった子ども達が逞しくなっていく姿に、嬉しさと寂しさが混ざるような複雑な感情となるのではないでしょうか。
子ども達の未来が、想像していたよりももっと素晴らしいものになるように、大人たちも一緒に汗をかいていきましょう。そして中学という未知の世界に勇気をもって飛び立つ子ども達が、悩んだり壁にぶつかったりした時には、心から頼ってもらえるような大人になれるよう我々も子ども達に負けずにこれからも成長していきましよう。
本当に楽しみですね。
校長先生をはじめ、先生方。毎日どれだけ子ども達のために寄り添って頂き、汗を流してくださっているか、この一年間PTA活動をやる中で知ることが出来ました。
たくさんの子ども達をそばで見守り、そしてそれぞれの子ども達の未来に想いを馳せられている姿を拝見して、学校という場、学校教育の尊さを改めて気付かせて頂きました。
愛する子どもをこの〇〇小学校で学ばせて頂き、本当に感謝しております。保護者を代表して御礼申し上げます。
最後になりますが、この〇〇小学校の益々のご発展と皆様のご多幸をご祈念申し上げ、私の挨拶とさせて頂きます。
本日は誠におめでとうございます。
令和6年3月19日 〇〇小学校PTA会長 松尾直樹