11月6日~9日までタイに出張に行かせてもらいました。タイに行くのは初めてであり当初は日系企業が多い、ムエタイ、食事が辛い、ニューハーフが多いというバイアスのかかった印象を持っていましたが、実際はかなり違う状況で色々と発見がありました。欧米や日本をはじめとする国と比較してまだまだ遅れているのかなという印象は一瞬で崩れさり、日本がいよいよ世界の国に追いつかれるという状況について危機感を覚えました。

 

訪泰前は、タイという国を一昔前の日本というイメージで見ていましたが、今回、JETROバンコク事務所さんとのブリーフィングによるタイの現状を教示頂いたり、タイのバルブメーカさん、日系の電気部品メーカさんとの情報交換や工場見学をさせて頂く中で、東南アジア諸国の変化や成長度合いから目をそらしたりしているとあっという間に浦島太郎になってしまうことに気づけたとうことは収穫でもあります。

 

特に日系企業が多く進出しているという国であるので、ものづくりの現場ではISO9001、TPM活動のみならずトヨタ生産方式を取り入れている企業も多く非常に衝撃を受けました。また、タイ国内のみならず欧米のみならず世界各国に対して輸出をしているという姿に外需でもきちんと稼ごうとするチャレンジ精神やエネルギッシュな仕事ぶりに大変感動しました。逆に懸念事項もあり、日本よりも人件費が安い国で、ものづくりの仕組みを充分に活用して日本以上に生産数を伸ばしているという現実に日本特有の商習慣や業界団体による規制というハードルの効力がなくなった際には、どこまで日本企業が太刀打ちできるのか不安でもあります。世界が劇的に変化しているのに、悪しき慣例がいつまでも幅を利かせている日本の仕組みを反省しないといけないと思います。

 

また今回、現地にて通訳をしてもらったチャイさんは、日本に一度も言ったことがないにも関わらず、かなりの日本語レベル&日本の文化や歴史を理解されており非常に驚きました。2020年の東京オリンピックのタイミングで初めて日本に行ってみたいと話されておられ、通訳という仕事をまっとうしようとする一所懸命さと、稼いだお金で日本に行きたいというモチベーションを目の当たりにしプロとしての仕事に頭が下がる思いです。

 

アユタヤ遺跡

【企業訪問の合間に訪れたアユタヤ遺跡】

 

外国人観光客が年間3,000万人も訪れるようになった日本ですが、日本の文化や歴史についてしっかりと語れない、また外国人とのコミュニケーションがしっかりとれないという現状に一きちんと目を向けて僕自身も反省したいと思います。帰国前にLINEの交換をしたので、またいろいろと現地の事や将来仕事で機会がある際には助けてもらいたいです。

 

~追伸~

タイ帰国前に24時間営業のスーパーやコンビニにお土産を買いに行きました。食料品や日用品など日本で販売されている商品も気軽に買える現状を目の当たりにする中で、インターネットやSNSによる情報のみならず、実際の様々な「モノ」が国境を越えて特別なものでなくなっている世界に大変考えさせられました。また、強烈な交通渋滞に飲み込まれてみると、タイという国の勢いを目の当たりにすることができ良かったです。

夕方の交通渋滞

【夕方の交通渋滞】