先日、Bリーグ(日本プロバスケットボールリーグ)の滋賀レイクスターズの代表である西村大介さんのお話を伺う機会がありました。西村さんは現在はバスケチームの運営の代表として活躍されていますが、もともとは京都大学アメリカンフットボール部の監督であり、京大アメフト部を日本の大学で初めて法人化されました。また、アメフト未経験者を多く抱えるチームであるにも関わらず、強豪大学に勝てるチームをつくられてきたという方であり、非常に面白くまた学びの多い時間となりました。

 

特にアメフトについては昨年大きくニュース等で取り上げられた悪質タックル問題もあって大変興味を持ってお話を聞かせてもらいました。その中で気づきを得た事は、毎年、年を取っていっているという当たり前すぎる現実でした。

年を取っていくという当たり前の現実は、全ての人に平等かつ例外の無い現実ですが、監督(経営層)と部員(あるいは若者、新入社員)という分け方をすると全く景色の違う現実が突きつけられます。監督は毎年、年を取っていきますが、学校に入学してくる学生の年齢は毎年同じであり、仮に40歳で監督に就任した監督が60歳になり引き続き監督として指導していても、毎年入ってくる部員は常に18歳になるので、毎年毎年、監督と学生の年齢のギャップが開き、その年を取った年齢分だけ価値観が広がっていくという事でした。

 

昨年のアメフトのタックル問題も、昔から同じ方法(相手のエースやキーマンをつぶせ、削れ)で指示はしていたものの、時代が変わってしまっている事に気づかずに同じやり方で指導を続けていた事で発生した問題です。

また指導方法や教育方法についても「俺は今までこのやり方で教えてきたんだ」的な発言を聞く機会もまあまあ多い気がします。

時代の変化に自分も合わしていく、相手の立場に立って指導をしていくということがこれからの時代に重要なポイントです。

時代が変わっていく=価値観が変わっていくということを意識していかなくなてはいけない社会になったと考えさせられました。

(左)西村大介社長

【(左)西村大介代表】

 

~ 追伸 ~

バスケは世界一競技人口が多いスポーツであり、目まぐるしく攻守が変化する非常にエキサイティングなスポーツです。僕も中学時代にはスラムダンクやNBAで盛り上がっていた時代を過ごしてきているのでバスケは人生観に影響を与えてくれているスポーツです。滋賀レイクスターズは滋賀県内にある唯一のプロスポーツチームであり、野球やサッカーのプロチームが無い空白県でもあるので、バスケは滋賀を盛り上げ地域を元気にしてくれています。今年は一部残留が出来るかどうかの厳しい戦いが続きますが、これからも頑張ってもらいたいと思います。

ちなみに僕の一番好きなバスケ選手は、サンアントニオ・スパーズの英雄で昨年現役を引退した、アルゼンチン人のマヌ・ジノビリ選手です。ジノビリステップ(ユーロステップ)というタイミングをずらすジグザグのステップを広めたプレイヤーでありドリブルのみならず、パス、シュート、発想力の全てが変態的で刺激的なプレーヤーであり、これほどインパクトを与える選手は本当に少ないなと思います。

 

【YouTubeの動画から】↓↓↓