20代ではほとんど気にならなかったのですが、30代に入るとスギ花粉、そして30代半ばでヒノキ花粉にも反応するようになり仕事に集中しづらい日々がもう少し続きます。また、最近では四十肩の影響で左肩が辛く運動など制約しないといけないものもあったり、両手首も慢性的な捻挫を繰り返し思いがけないタイミングで激痛が走ったりと、なかなか体の状態が100%という状況は年齢とともに難しくなってきました。

そのような日々を過ごすな中で、京都でシンクロナイズドスイミング日本代表ヘッドコーチの井村雅代さんのセミナーを聞かせて頂く機会がありました。セミナーでは今の日本代表チームについて、選手の指導方法について、弱みの克服方法についてなど大変面白い内容でした。

(シンクロナイズドスイミングは2018年4月1日よりアーティスティックスイミングに名称が変更されるということも驚きです。)

 

 

最も興味深かった内容はパフォーマンスを発揮する上での「心・技・体」についてです。「心・技・体」は一般的には「揃えないといけない」ものということでスポーツ界では昔からよく言われていましたが、井村さんは「そろわないことが普通」ということをお話されていました。そろわないことを認めた上で、不足している部分を他で補うことが重要であると。

例えば体力が落ちてきたなら技術でカバーなど。日々の体調や精神状態が異なる中で、今日は何が足りないのか、それを何で補うのかを考えることが大事であるということを聞いて、まさに目から鱗であり大変勉強になりました。

 

また、年齢と共にこれから持久力も瞬発力も柔軟性も落ち込んでいくことになりますが、感性やセンスは磨き続けることが出来ます。感性やセンスについては、年齢のせいにするのではなく磨き続ける意識をしたり、磨くための努力をしていかなくてはいけないと思いました。

 

更に会場は多くの方が聴講者の方がいらっしゃいましたが、たまたま僕の隣に座られた女性とセミナーが始まるまでお話をさせて頂きました。言葉づかいや振る舞い方など素晴らしく上品な方でしたが、井村コーチのお話について熱心にメモを取られて勉強されていました。

セミナー終了後に名刺交換をさせて頂きましたが、その方は、社団法人日本秘書協会の「ベストセクレタリー賞」を受賞されたこともある国内の秘書業務のトップクラスの方でした。

自分の分野を極められていると言っても過言ではない方だと思いますが、さらに学びを深めたり気づきを得るために常に勉強されている姿勢は見習わなくてはいけないと反省します。

 

~追伸~

今年は彦根城の桜の開花が1週間程度早くなり、4月に入ると同時に満開を迎えました。天候にも恵まれていたので、夜桜を見に行きました。ちょうど世界自閉症啓発デーのため彦根城を青色にライトアップしていることと重なり多くの見物人が訪れていましたが、それ以上に桜の花の圧倒的な存在感には度肝を抜かれました。

 

彦根城の夜桜

【彦根城の夜景】