リオデジャネイロオリンピックの男子陸上400Mリレーで見事に銀メダルを取られた彦根市出身の桐生祥秀選手が、11月3日に開催された「ひこね城まつり」で凱旋パレードをされました。この日は小雨が降っていましたが天気も徐々に良くなり、桐生選手の凱旋パレードの際にはすっかり雨も上がって沿道には多くの方が一目見ようと集まっていました。(新聞社の記事によると7万人が訪れましたとのことです。彦根市の人口が11万人であることを考えると驚異的な数字です。)

 

僕が子どもとお堀沿いを歩きだしてしばらくすると道の向こうから徐々に近づいてくる桐生選手がピンク色のオープンカーにひこにゃんと一緒に乗って現れました。桐生選手をこんな間近で見られたことは単純に感動しました。堂々とした立ち振る舞いと沿道に詰めかけた多くの人々に手を振る姿には多くの方がエネルギーをもらったと思います。また、メダルも見れて良かったです。

桐生選手の凱旋パレード&ひこにゃん

【桐生選手の凱旋パレード&ひこにゃん】

 

男子陸上400Mリレー決勝をリアルタイムで観戦し感動した方は本当に多いんではないかと思います。優勝したジャマイカチームやアメリカチームのように個人で100Mを9秒台で走れる選手がいない中、アンダーハンドパスに注目し徹底的にそこに取り組んで100分の1秒の短縮を積み重ねてメダルを獲得した日本チームは、正にチームワークや工夫、改善という日本の底力そのものを見せてもらいました。日本を代表する選手がこの地の出身ということで改めて誇りに感じました。

 

 

桐生選手の凱旋パレード終了後は、毎年恒例の様々な演武や大名行列、小学校や高校のマーチングバンドなど大変楽しませてもらいました。子どもが通っている小学校でも6年生全員がマーチングバンドをやっているので、いずれはあの中の何らかの楽器を持って演奏する姿を想像すると今から楽しみです。

彦根鉄砲隊の演武

【彦根鉄砲隊の演武】

 

彦根火消列による演技

【彦根火消列による演技】

 

(追伸)最近は彦根城のライトアップをしており、色々と趣向を凝らして彦根市内外にPRをされています。夜ランニングをしているコースにも見事な照明で見とれてしまう場面もあります。しかしながら、彦根へ来られる観光客の多くがお隣の京都、あるいは大阪や愛知で宿をとられるので、彦根の夜の街を感じてもらう機会がどうしても少ないのが残念です。

これは彦根市の観光産業が彦根城や大河ドラマありきになっていることが大きな要因だと思います。国宝の城という価値だけでの集客も限界があり、姫路城と比べてもかなりの差をつけられえているので、新たな彦根市の魅力を再発見し(彦根市民が気づいていない日彦根にしかない圧倒的な魅力)、それなりの努力を重ねていく必要があります。また、1日まるまる観光できる場所も不充分なので泊まるほどではないということ、そして彦根市は滋賀県内で最も大きな規模の飲み屋さん街がありますが、カップルや家族が夜遅くまでくつろげるお店が少ないということなども挙げられます。まだまだ観光地としての課題は多いですが、彦根に会社があるわが社としてもこの街の魅力を発信していかなくてはいけないと感じます。

 

彦根城周辺のライトアップ

【彦根城周辺のライトアップ】(本当にきれいです。)