先日4歳の誕生日を迎えた長男の徳真(とくま)はとても早起きで早朝5時前後に起きていることもある。そして、「散歩に連れてって」とせがむようになってから、ここ1年半前から朝の散歩に出かけるようになった。もともと家の周辺を少し歩くくらいだったが、今では自転車で遠出するようにもなった。最近は次男(2歳)もかなりしっかり歩くようになってきたので、3人で散歩に出かけることも多い。
朝の散歩はとても新鮮である。朝の散歩コースはもっぱら彦根城周辺が多い。生まれも育ちも彦根である僕は、朝の散歩に出かけるようになるまで彦根城には年に1回も行かなかったが、最近は多い時で週に4回位行くこともある。
子ども達のお散歩でのお気に入りは、彦根城のお堀にいる動物達の白鳥、黒鳥、カルガモ、カイツブリ、アオサギ、亀、鯉達である。早朝は観光客に疲れていない動物達が積極的に子ども達に寄って来てくれてかまってくれるので本当にありがたい。
僕の小さい頃からさほど変わっていない彦根城周辺の環境ではあるが、34歳になって初めてこの地域の良さや歴史を感じることは、子ども達の刺激になると同時に、僕自身も気づかされることが多くとても面白い。
また、朝散歩に出かけると多くの方々にお会いする。見ず知らずの方々ばかりではあるが、早朝から活動されている方々に共通することは、活力に溢れている。散歩をされている方、マラソンをされている方、サイクリングをされている方、お寺や神社にお参されている方、彦根に観光で来られて散策されている方など目的はそれぞれ違うものの朝早い方々の顔つきは非常に和やかで生き生とされている。
これからは、日の出が遅くなるので朝の散歩の機会も少なくなりそうではあるが、できる限り続けていきたいと思う。
~追伸~
ちなみに、彦根城お堀にいる白鳥達は皇居から来ており、また、黒鳥は水戸から来ています。水戸から来ているのには訳があり、日米修好通商条約を結び、日本を世界に開国した彦根藩13代藩主の井伊直弼公が、安政の大獄によって藩主を隠居させられた水戸浪士によって江戸の桜田門で暗殺され歴史的に仲が悪かったので、彦根と水戸の友好親善のしるしとしてやってきたのが黒鳥たちです。白鳥も黒鳥もとてもサービス精神旺盛です。