とてもお世話になった方が、42歳の若さで亡くなられました。
その方は地域のボランティア団体が同じで、その団体で僕が会計をする際に色々と助けて頂きました。会社経営者で、休みも少なく朝から晩までお仕事をされて大変多忙な方でありました。僕がボランティア団体の会計をする時にまったく何も分からない中で相談させてもらったら、クリスマスシーズンや年末と年始いう大変多忙な時期にも関わらず、仕事が終わってから夜10時くらいに会社に駆けつけてもらい日付が変わってからでも手取り足取りいろいろと教えてもらいました。雪が降る中でも、嫌な表情を微塵も見せずに会社に来てもらって一緒に手伝ってもらったり、たまに僕がぶらっと仕事場に伺った際も、一緒に飲みに行ったり感謝感激です。
僕の作った会計資料を手直しする際にも、面倒くさいことはたくさんあったと思いますが、「大した手間じゃないから今のうちにやっておこう。」とか「どうせやるならいい仕事しよう。」と声をかけてもらって励ましてもらいました。本当に有り難かったです。
また、土門拳の写真集をはじめ、様々な書籍を探している際にも方々手を尽くして探してもらい調達してもらって助かりました。
人に何かを教えていく、指導していくということは並大抵のことではありません。「何でこんなことができないの」、「何回言ったら分かるの」とつい口にしてしまいがちですが、その方は何も分からない不安で困った顔をしていたど素人の僕に対して、同じ目線に立って、会計のことから仕事のことまで色々と教えてもらい本当に温かく懐の深い方でした。
また、すごく新しいもの好きで便利なものや流行りそうなものを持っておられ、時代を先取りされており頭の柔らかい方でした。その反面、まさに古き良き時代の少年という感じでもあり、わんぱくで優しくて、みんなが集まってくる純粋な雰囲気を醸し出していました。
亡くなられる少し前にも、また飲みに行こうとお話をされており僕自身も楽しみにしていました。それが叶わなくなってしまった今、めちゃくちゃ寂しいです…。
心からのご冥福を心からお祈りします。…それから探してもらっていた本ですが、隣町の図書館の書庫にありました。50年以上前の本だったので半ば諦めていましたが、借りることができました。色々と探してもらって助かりました。本当に有難うございます。