あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

先日、三重にあるお客様にお伺いしようと車を走らせていました。その時に集団登校をしていた小学生の班が押しボタン式の信号で横断歩道を渡り終わった際に、その班の最後尾にいた高学年の子ども達が、停止している僕の車の方を振り返り通学帽を取って一礼しました。その姿に感激です。(車のナビに湖東第一小学校と周辺地図に出ていたので、おそらくここの生徒さんかな)

最近は、道を譲られても当たり前みたいな顔をしている人間が多くなってきた中、この小学生達の振る舞いには本当に驚かされました。僕自身、車を走らせている中で信号が赤になってしまったタイミングの残念な気持ちとなった未熟さを反省するのと当時に、小学生の素直さや謙虚な姿勢には本当に朝から元気をもらいました。

 

この話を翌日の中小企業の勉強会で、昨日こんなことがあったんだけど…と話をすると、湖東地区や東近江地区では昔から小学校できちんとあいさつや、感謝の心について教えて実践しているよということを伺いました。この様な教育をきちんと受けられる地域や子ども達を見ると、日本はまだまだ将来が明るいなという希望が湧きます。

 

この様な子ども達の姿からも沢山学べる機会があるということをもっと大人は感じなくてはいけないと思います。「子どものくせに」だとか「大人だからもう知っている」という発言を今でもする人も多くいます。横柄な態度をとってみたり、傲慢な態度をとってみたりする場面を目の当たりにすることもあります。社会に出ても上下関係の中で同様のことを目にすることもあります。

人間として成長のスピードが速い人、教えられたことを吸収する能力に長けている人の特徴に、教えてもらう姿が非常に謙虚です。教えてもらう姿勢、自分の知らないことを素直に聞ける姿勢、他人からの指摘をきちんと受け止められる姿勢など、謙虚な姿勢は本当に自分を成長させていく上で重要なポイントです。

 

僕も今年38歳になりましました。きっと40代、50代と年を重ねるにつれて頑固になったり、意固地になったりしていくと思います。僕が小学生の頃は40歳近くのおじさんのイメージ像は仕事をバリバリして、何でも知っていて、成熟した大人という感じでしたが、実際に僕自身がその年齢に近づいてもまだまだ未熟で勉強も経験も足りません。常に謙虚な姿勢で多くの人からたくさんの事を学んでいければと思います。きっと一生学び続けなくてはいけないと思いますが、明るく健康にいつまでも謙虚に学び多くの気づきを得られるよう、今年も頑張りたいと思います。