今年のゴールデンウイークに家族と東京に旅行に行きました。仕事で東京に行く機会はあっても、なかなかプライベートでは東京に行く事がないので、日常では体験できない時間を今回は過ごそうと思い車で東京に向かいました。
ちょうど5月1日の令和を迎えた日に、時代が変わっても日本の大切な歴史や文化はきちんと受け継がれていかなければという想いで浅草寺に行きました。スカイツリーから浅草に向かう途中、タクシーの運転手さんが、「味よりも観光客相手に商売をやっているというお店が多くなってしまい本当に美味しいものが食べられるお店が少なくなっているから気をつけて」とアドバイスを受けました。
せっかく浅草寺に来たので天ぷらを食べようと100年以上の歴史を持つ天ぷらのお店に行きました。覚悟していた時間より早く席に着くことができ、早速注文をしようとしましたが、「ちょっと待っててください」、少し時間を空けて違う方に注文しようとしても「ちょっと待っててください」…なんとか4~5回目に注文を取ってもらう事ができました。
注文後はなかなか天丼が出てこないので、妻と「きっと今頃、天ぷらを揚げているんだよ」と話をしていているうちに、ようやく天丼が運ばれてきました。ふたを取ると湯気が立ち上がり、さっくりとした触感を勝手な妄想をし、さあ食べるぞと…
?? あれ ?? ふたをとっても湯気が立ち上がらない…、天ぷらを口の中に入れると…べしゃべしゃしてサクサク感のかけらもない。久しぶりにショックを受けました。席には多くの外国人のお客さんもおられましたが、これを日本人が美味しい美味しいと言って食べていると思われるのはなんだか残念です。まさに運転手さんの忠告そのものの場面に出くわしました。
同じ日の夕方にお台場に行きました。目的は「チームラボ」という最先端のデジタルアートを体験するためです。GW中であるので入場は難しいと半ばあきらめていましたが、義理のお兄さんがチケットを取ってくれたこともあり、入場ができることになりました。
入場後にはチームラボの強烈な世界観を体験することになりましたが、全く思ってもみなかった強烈なインパクトがありました。今まで体験をしたことのなかった世界が広がっており、テクノロジーの世界はここまで来ているのかということを危機感を持って学べました。料理の世界でも、テクノロジーの世界でも重要なことは、お客さんが感動に感動を提供できるかという視点を持ち合わせているかにつきるかと思います。人々を感動させることは、相手に感動してもらいたいという想いがあって初めて得られると気づかされました。これからの仕事に生かしていきたいと思います。
~ 追伸 ~
せっかくの東京という事もあり、10数年ぶりに東京ディズニーシーに行きました。当時は、友達の結婚式があることをすっかり忘れてしまっている中でディズニーシーに来てしまいました。たまたま他の友達から「明後日のK君の結婚式の余興大丈夫?」と電話があり、「すっかり忘れててる!!」とかなり焦った記憶があります。東京の日程も急遽短縮せざるを得ない状況となり、妻に大きな迷惑をかけてしまった苦い思い出があります。今回はしっかりと楽しめてよかったです。
また東京での最終日は鉄道模型会社のKATOさんの本社に行きました。めちゃくちゃかっこよい鉄道模型が走行している姿はかなり興奮しました。普段利用したり、最寄りの彦根駅でも乗車ができる関空特急はるか号のNゲージが見られて大変満足です。