2008年に入会した彦根青年会議所ですが、この12月をもって無事に卒業を迎えます。青年会議所は20歳から40歳までの青年経済人が入会できる組織であり、この8月に40歳になったことから事業年度の締めである12月に卒業となります。多い時には年間50回以上の会議を夜7、8時から開始し会議が終わるのは深夜0時を過ぎるということもあるので、当初は行くのが嫌で嫌で仕方ありませんでした。退会届も2回出しましたが、今は亡き先輩に寄り添って頂いたこと、そして同期のメンバーからのサポートによってここまで退会せずに来ました。

 

卒業証書

【卒業証書】

 

しばらくの間、ほぼスリープ状態(幽霊会員)のような状態でしたが、昨年、後1年しか活動できないのかという年齢になり、諸先輩方から受け継いできた考え方や想いについてきちんと次世代に僕自身が伝えられていないと感じ、最終年度は積極的に参加させてもらいました。

 

 

この青年会議所活動の中で学ばせてもらったことは、会議体の重要性です。この彦根という地域を良くしたいという目的をもっている人たちが集まった組織ですが、いろいろな意見やアイデアを出し合って協調して事業を成し遂げる点は本当に力強い団体であると思います。日本人の特性として、なかなか反対意見を言いにくい雰囲気があったり、周りと同じ方が良いという同調圧力が強くなってしまう環境の中、目的に向かって時には厳しい意見を述べたり、時には反対意見を述べたり、互いに理解し納得するまで議論を重ねるという環境は本当にためになったと思います。多くの人に想いを発信し続けることの重要性と多くの人に共感してもらうことの重要性は、会社の運営にも共通している点があります。

 

最も印象に残っていることは、2012年年度に会計職を受ける時でした。2016年6月5日のこのブログでも書かせて頂きましたが、当時は全く会計の知識もなくどうしていいのか全く分からない中で、今は亡き先輩が仕事が終わった夜10時ぐらいに来てくれて会計の仕事の仕方や進め方、会計ソフトの使い方を指南して頂いたことです。クリスマスシーズン真っただ中で先輩のお仕事も尋常ではない状況であったと思いますが、必ずお願いをした時には駆けつけてもらった時は本当に助かりました。12月から1月にかけて、そして予算案の計画や修正案、本決算などことあるごとに寄り添って頂きました。その姿勢や考え方を学び、そして寄り添うことがどれだけ大変でそしてどれだけ有り難いことであるのかとういことを気づかせてもらいました。

また、自分自身がやりたくない事業や気が乗らないイベントであっても、「行ってみたら案外面白かった」「やっぱり行って良かったな」と思うことがほとんどであったと思います。一歩踏み出すことによって、見たこともない不安は吹き飛び、見たこともない景色や貴重な経験が得られました。

心残りは、あと一歩踏み出していたり、あと少し前のめりになって活動していたら、また違う景色や組織の姿をみれたのかもしれません。そして後輩に諸先輩方から受け継いだものが充分に継承できなかったことです。この反省を踏まえて今後の人生ではいろいろと「チャレンジ」していきたいと思いますし、与えられた役割をまっとうしていきたいと思います。

 

2012年の理事会構成メンバーで忘年会&卒業お祝いをして頂きました。また、本年度の委員会メンバーで打ち上げをしてもらって本当に温かい仲間に恵まれたと思います。記念品も頂き大事に使わせてもらいます。12年間有難うございました。

卒業記念バスタオル卒業祝い(キャプテン翼のTシャツ)

【卒業記念のバスタオル】&【キャプテン翼のTシャツ】

 

~追伸~

子どものサッカーの試合を見に行った際に胸トラップのやり方を教えていました。ボールを胸で受ける時に両腕を開き胸を押し出すという動きを見せていたら…心臓が止まったと思うほどの激痛が左胸に走りました。なんと肋骨にヒビが入ってしまいました。外部からの衝撃がなかったにも関わらずけがをすることに驚きとショックを受けました。やはり40歳を過ぎてくると社会人として体のメンテナンスも重要な仕事です。